ついに鈴愛(永野芽郁)はそよ風ファンを完成させました。
岐阜のつくし食堂で、見知った顔を呼んでの発売記念パーティを催そうと、準備に忙しくなる鈴愛。
そこに新聞記者を名乗る男が現れ、そよ風ファンのインタビューを願い出てきました。
鈴愛が対応に顔を出すと、なんと記者の男はこばやん(森優作)だったのです!
鈴愛のはじめてのデート相手・小林は、新聞記者となっていました。

こばやんにインタビューを受けながら、鈴愛はこのそよ風ファンが晴(松雪泰子)から生まれた事を思い出し、そよ風ファンの名前を「マザー(MOTHER)」にしたいと考えつきます。
すぐに、律(佐藤健)に電話で名称の変更を願います。
律も賛成し、津曲(有田哲平)に無理なお願いを通しました。

こうしてそよ風ファン改め、マザーの記念パーティが開かれるのでした。
梟町の見知った顔だけでなく、正人(中村倫也)やボクテ(志尊淳)も参加していました。

鈴愛の挨拶はそこそこに、晴がみんなの前でマイクを持ちます。
晴は律と鈴愛に「ありがとう」と礼をいい、自分が病気になったからだと、扇風機の完成が少し誇らしげでした。
次に律は、この扇風機は自分の母親・和子(原田知世)にも浴びてほしい思いを込めたと言います。
この優しい風は天にも届くと願いを込めているのです。
鈴愛も親友の裕子(清野菜名)に届けるために悲しみを力に変えたのでしょう。
人は亡くなってもその想いが残り、生きている者がその想いを引き継いでいけたらいいと伝えます。

次にマイクを握った鈴愛は泣きながら、みんなにお礼を伝えました。
居ない人も「ここ」にいると信じて、鈴愛はたくさんの感謝の言葉を涙と共に伝えるのでした。

賑わいの後、律と鈴愛は二人になります。
この日は二人の誕生日でもありました。
律は誕生日プレゼントを鈴愛に渡します。
それは傘でした。
高校生の鈴愛が、律に強請った雨の音がきれいに聴こえる傘です。
律、ずっと覚えてたんですね。
彼がロボットを作る理由も、鈴愛の片耳を思ってでしたものね。
律の行動はいつだって鈴愛から始まっていました。

プレゼントを用意していない鈴愛は慌てますが、律は「もう盗んだ」とパーティ会場に飾ってあった七夕の短冊を見せるのでした。
それは鈴愛の書いた短冊でした。
律が鈴愛の短冊を盗むのはこれで二度目です。
「律のそばにいられますように」と書かれた短冊です。
律は「おれでいいの?」と問います。
鈴愛は「律しかだめなので」と答え、二人は抱擁を交わしました。
そして律は自分の願い事を口にします。
「鈴愛を幸せに出来ますように」と。

晴れ渡った空を見ながら鈴愛は、律のくれた傘が差せる雨を待っていました。
待つのも楽しい。

いつだって鈴愛は楽しく生きられる毎日を探しているのです。
たくさんの悲しみも抱えてしまっても、それでも毎日があるから、楽しみを見つけられるアイデアを膨らませながら、生きていくのでしょう。

雨の日、鈴愛は念願の傘を差しました。
そばには晴と、娘の花野がいます。
半分青い空を見上げながら、傘に優しくキレイに響く雨音が鈴愛の半分の耳に届くのでした。

ついに半青終わってしまいましたね。
朝ドラには珍しい話の流れでしたが、人のもつ多様性を教えてくれたり、亡くなって人がどこにもいないわけではないと教えてくれるドラマだったと思います。

次作品の「まんぷく」も楽しみです。