鈴愛(永野芽郁)は仙台の裕子(清野菜名)の実家を訪ねていました。
鈴愛は裕子の夫・浅葱洋二(山中崇)から、裕子がそよ風ファンが出来る事を楽しみにしていたと聞かされます。
何かにつけて鈴愛の話を嬉しそうにする裕子に、夫は妬いてしまうほどだったと優しくどこか寂しそうな笑みを浮かべ、鈴愛に伝える洋二に、こちらが泣きそうですよ。

東京では、スパロウリズムにいる律(佐藤健)を正人(中村倫也)が訪ねてきました。
出版業界で働く正人も、仕事が震災で上手く動かない事を教えてくれました。
そこへ速達が鈴愛と律連名にして届けられました。
送り主は秋風羽織(豊川悦司)でした。

その手紙には秋風の思いが綴られていました。
人には生きる力があるから、どんなにひどい今日からでも明日を生きられる。
ダメだと諦めるか、諦めない力があるかもその人次第。
律と鈴愛にはその力があると手紙に綴ってくれていました。

そして洋二は、鈴愛に震災当日の話を教えてくれました。
その日、病院で勤務していた裕子は、津波に襲われたと言います。
病院の高い場所に患者さんたちを上げて行こうとしていましたが、どうしても上に上げられない人たちがいて、裕子は動けない患者さんたちに寄り添ったと言います。

正人は鈴愛が今不安定なので、一人で仙台に向かわせたことを心配していました。
けれど律は鈴愛が裕子のことについて考えたり、悲しんだり、そういう思いを乗り越えるためには一人がいいんじゃないかと、見送ったと言います。
そんな律を正人は鈴愛を近くても遠くても守っていると表現します。
「俺の産まれた意味はそれなんだ、あいつを守るために生まれた」と言う律。
けれどこの想いは鈴愛には内緒のようです。

裕子の携帯からメッセージが見つかったと、洋二が鈴愛に聴かせてくれました。

息子への母親としてのメッセージと、夫への謝罪と愛あるお礼、秋風塾の大切な仲間・ボクテ(志尊淳)への声援、そして鈴愛に「私の分まで生きろ、そして何かを成し遂げてくれ」というメッセージでした。

鈴愛は漫画家を辞めた時、ボクテと裕子三人で来た東京に海岸で「ユウ メイ ドリーム」を歌います。
でも裕子の声は聞こえません。
ボクテがお守りにくれたキャラメルを口にして、あの時裕子と飲んだ缶ジュース2本を置いて、ずっと歌います。

鈴愛の頭上を3羽の青い鳥が、空を飛び立って行きました。

鈴愛はスパロウリズムに帰ると、律にそよ風ファンを作ろうと伝えます。

鈴愛は裕子に託された夢を叶えるためにも、「何かを成し遂げなくばならない」と鈴愛は強く気持ちを新たにしたのでした。