裕子(清野菜名)が震災で亡くなってしまいました。
失意の鈴愛(永野芽郁)は、娘の春休みも兼ねて、岐阜に帰っていました。
裕子にもらったスクールペンを手放せない鈴愛に、楡野家家族は気を使います。
弟の草太(上村海成)はブッチャー(矢本悠馬)と菜生(奈緒)を呼び、姉を元気づけようとしていました。
ブッチャー達は精一杯鈴愛の相手をしてくれて、鈴愛はそれを泣きながら笑います。

晴(松雪泰子)に鈴愛が強い子だから、きっと立ち直ると信じていました。
宇太郎(滝藤賢一)もそれまで鈴愛と付き合うと言ってくれました。
家族みんなが鈴愛を支えようとしてくれるのです。

東京で律(佐藤健)は津曲(有田哲平)とそよ風ファンのマイナーチェンジについて話し合っていました。
しかし、律は一人では決められないと言います。
津曲としては、今の鈴愛には何も決められないのではないかと、シビアな意見が出ますが、律は「スパロウリズムで二人で作った扇風機だから」と答えるのでした。
「鈴愛を待つ、もう40年アイツを待っていた」と律はやっと気づいたようです。
五分違いで生まれて、守ろうとしていた鈴愛が、自分のところへ舞い降りてくれるのを、ずっと律は待っていたのではないでしょうか。

岐阜では、鈴愛と貴美香(余貴美子)が弥一(谷原章介)を尋ねていました。
弥一の写真教室で晴や貴美香は写真を撮っているので、それを見せて貰っていました。
和子(原田知世)の死を乗り越えて生きている弥一を、「すごい」と言う鈴愛に、弥一は「そんなことなかった」と答えました。

悲しみと共に生きているだけだと。
いつだって亡くした人の事を思い出すと涙が出るけれど、毎日は続いて、楽しい事もある。
そんな中、亡くなった人は居なくなるんじゃない、「ここ」にいるんだと諭してくれます。

死や悲しみは、乗り越えなくていいのだと教わります。

鈴愛は弥一や貴美香の言葉で、裕子に逢いに行く決意をしました。

仙台の裕子の遺骨を前にして、鈴愛はその小さく白い箱になった裕子を抱きしめました。
いつもいつもハグをし合っていた鈴愛と裕子。
なのに今日は裕子から抱き返してくれない寂しさが、鈴愛の頬を涙で濡らすのでした。