鈴愛(永野芽郁)は涼次(間宮祥太朗)に「やりなおさないか」と光江(キムラ緑子)、麦(麻生祐未)、めあり(須藤理彩)の前で提案します。

しかし鈴愛は落ち着いた口調でありがとうと言いつつ、「それは、もう…」と、無理であることを伝えるのでした。

鈴愛は花野に涼次から再プロポーズがあった事を報告します。
しかし花野は笑って「結婚は好きな人と!」と言われ、鈴愛は「大切な人がいる」と答えました。
ところが花野はそれが律(佐藤健)だととっくに見抜いていました。
八歳児に見抜かれていた事に鈴愛はショックを受けます。
花野もだからこそ律に懐いていたんでしょうね。

さて、花野のことはなんとか折り合いがつきましたが、そよ風ファンの制作は息詰まっていました。
工場で部品が調達できないままなのです。
しかし工場も工場なりにこんな状況だからこそ、前を向いて進もうと頑張っています。
震災時、いろんなところでこんな風に足りないものを補おうと手を取り合っていたんでしょうね。

津曲(有田哲平)は海外から輸入する事も視野に入れようと言います。
その時、裕子(清野菜名)の夫から鈴愛に連絡が入ります。

裕子の夫は、「まだ裕子は見つかっていないが、秋風羽織(豊川悦司)が訪ねに来てくれた」ということを、鈴愛に教えました。
秋風塾生が皆卒業する時、秋風は自分の生原稿を手渡していましたよね。
裕子に渡した秋風の作品「Aガール」の原稿の続編を描くと知らされたと言います。
こんな素敵な報告を聞かずにいられない、裕子は絶対帰ってくるしかないなと、声を震わせる裕子の夫。
鈴愛も「はい、その通りです。天下の秋風羽織に自分のためだけに漫画を描かせて帰って来ないなんてありえません」と強く答えました。

恵子(小西真奈美)は自分のオフィスにある、願いや夢を描き込んでいた場所に、裕子の無事への祈りを描き込もうとして、思い直し剥がしてしまいます。
どうして書かないのかと言う津曲の質問に「心でじっと祈る事だ」と答えます。
津曲は苦しんでいる鈴愛たちを見て、何かできることがないのかと呟きます。
恵子は「私たちに出来ることは、昨日と同じように、もう昨日と違ってしまった今日を生きることだ」と強く宣言しました。
だから立ち止まらず前に進み、仕事をする、出来ることをすると誓います。

スパロウリズムに、涼次が訪ねてきます。
鈴愛は外出中で、律が対応しました。
涼次が作ってくれたそよ風ファンの動画が好評で、ネット配信させてもらえないかと言う話を律は持ち掛けます。
涼次は快諾しつつ、頭を下げて「よろしくお願いします」と言い出します。
てっきり自分の作品の扱いについてだと思って律に、利用時は「鈴愛ちゃんのこと」と付け出します。

夜、鈴愛のところにボクテ(志尊淳)がやってきました。
裕子は大丈夫だと言って、鈴愛にお守り代わりのキャラメルを手渡してくれました。

そよ風ファンは七月中までの発売を見越して、海外から備品発注に乗り出しました。
そこにボクテから鈴愛の携帯に連絡が入ります。
震えるボクテの声。
「裕子ちゃん、見つかったって。だめだった」
その言葉に、鈴愛はただ茫然と「そう」と答えるのでした。

脚本家さんが途中でこのエピソードを変えようかと悩み、スタッフたちが、裕子の最後はこのままと勧めたと聞きます。
震災で亡くならなかった人はたくさんいて、突然そんな話を聞かされた人はたくさんあの時いたでしょうね。
鈴愛はこれからどんなふうに生きていくのかな。