鈴愛(永野芽郁)と律(佐藤健)が開発したそよ風の扇風機を、津曲(有田哲平)が盗んでしまいました。
翌朝、そよ風ファンが無くなっている事に、鈴愛と律は驚きます。
データまで盗まれて、鈴愛は思わず津曲ではないかと言い出します。
恵子(小西真奈美)は一瞬兄を庇いますが、津曲ならやると認めます。

案の定、津曲は大手メーカーにそよ風ファンを持ち込んでいました。
交渉するまでの待ち時間、鈴愛や律、恵子からの電話には一切無視を決め込む津曲でしたが、息子の修次郎からの電話には出ました。

どうやら修二郎は、学校でマスクをして授業を受ける事を、先生に叱られてしまったようです。
体育館倉庫で小さくなっている修次郎に、津曲は「先生には自分が話しに行く、そのまま帰っていい」と言います。
自分の問題なのに、親に頼ってしまったり、友達もいない自分の不甲斐なさに涙をこぼす修二郎でしたが、津曲は友達なんていらない、自分らしくいられればいいんだと教えます。

こうして「お父さんみたいに強く正直に、自分の意思を持ちたい」と息子言ってもらった津曲は、これから自分が人を裏切る行為をしてしまう事を、心苦しく思い直したのか、交渉を打ち切りスパロウリズムに戻ります。

恵子に叱られ、鈴愛と少し責められましたが、律としてはこのそよ風ファンが大手企業にどう反応されたのか知りたがっています。
それと言うのも、このそよ風ファンは一台三万円以上の製作費がかかっていたのです。
律は自分の退職金を使い切り、その上借金もしていると鈴愛に告白しました。

借金に慣れがない鈴愛は思わず部屋を飛びだしてしまいました。
律曰くモーターにお金がかかり、たとえ量産できても、四千台売れないと元が取れないと言います。
驚かされる津曲に、律は半分脅しのように、岐阜犬を流行らせたその腕を使ってこのそよ風ファンを売ってほしいと言いでします。

戻ってきた鈴愛に、津曲がいつまた裏切るか判らないのに、スパロウリズムに取り入れるなんてと反対します。
しかし律は、息子のために、ダメな父親を返上するためなら、津曲は頑張ってくれるのではないかと言います。
律は翼君にカッコいい所を見せたくて、そよ風ファンを作ったのでしょうね。

そこへ、津曲を訪ねて修次郎が現れます。
観念した津曲は修次郎に自分の会社をつぶした事や、今はカフェでバイトしている事を告白します。
けれど修次郎はそんなお父さんもカッコいいと言ってくれるのでした。
自分を救ってくれた言葉をくれたのは間違いなく、お父さんだったからですよね。
修次郎はちゃんと判っています。

律はーも修次郎の気持ちを汲み、津曲に改めて、このそよ風ファンを売ってほしいと願います。
津曲も照れくさそうにその仕事を引き受けるのでした。
修次郎は改めて「お父さんなんかかっこいい」と言ってくれるのでした。