鈴愛(永野芽郁)と律(佐藤健)は、ついにお互いの体温を感じながら口付けました。
「ずっとここに来たかった様な、ずっとここにいたような…」
「うん」
運命を感じながら、たどり着いた先は、もうずっといた場所だったと感じる二人でした。

そんな二人のしみじみとさせる時間は、物音で終わりました。
あわてて離れる鈴愛は、律とこういう風になってしまい、激しく動揺します。
どうしようという鈴愛に、鈴愛のテンションに合せると律はいい、まだ引き返せるとまで返しました。
せっかく進んだ関係なのに、しばしここで停滞させるつもりのようです。
まあ急にラブラブなカップルになられても違和感あるってことですかね。
この二人なら。

そこに恵子(小西真奈美)が訪ねてきたという事で、うやむやに二人はしてしまいます。
何より恵子が持ってきた産業機械研究所からの請求書で二人は現実に引き戻されたのです。
律の退職金が底をついてしまいそうな勢いで、スパロウリズムは扇風機の開発にお金を費やしてしまったようです。
頑張るという律に、鈴愛は考え直そうかと提案します。
扇風機を諦めようというのです。
しかし律はそんなこと納得しませんでした。
何より大手の会社を辞めた自分の覚悟を理解してほしいと鈴愛に言います。

そして、晴(松雪泰子)のために扇風機を作ろうと言ってくれます。
もう自分には和子(原田知世)はいない、鈴愛には晴生きて待ってくれています。
だからこそ扇風機を作りたいと、律は言います。
子どもの頃、鈴愛と一緒にゾートロープを作って笑ってくけた晴の顔がまた見たい、自分の開発で誰かを笑顔にしたい事こそが律の夢なのです。

と、ゾートロープの話で、律は思いつきます。
そう、扇風機の羽が問題ではなく、回転させることにこそ自分たちの求める風が出来るのではないかと。
そう、モーターの早さを変えることで生み出せるのではないかと気づいたのです。

ああ、二人の発明は子供の頃から生み出されていたのですね。

こうして夏からはじまったそよ風の扇風機の開発は、気が付けば冬、七カ月の月日を経て、ついにそよ風の扇風機を完成させました。

扇風機自体は完成しましたが、これからが問題です。
これを商品化して売り出さなければなりません。

それにはまず資金を集めて、工場を押えなくてはなりませんでした。

鈴愛は実家に帰って地元に人から資金集めをしようと考えましたが、
草太(上村海成)は岐阜県民は保守的だから無理だろうと言います。
もちろん宇太郎(滝藤賢一)たちもお金を出したいと言ってくれますが、とても事業に出せる金額は無理でした。

さて、その頃夜の誰もいないスパロウリズムに津曲(有田哲平)が現れます。
扇風機を見て、これは売れると踏んだのか、パソコンをこっそりと開いていました。
パスワードは鈴愛と付き合いがある彼は三度目には読み解きます。

また、鈴愛のアイデアは奪われてしまうのでしょうか?