隼也に召集令状が来ました。それも隼也のところではなく、てんの元に届けられました。隼也は突然家出同然で出ていったので、住所変更などのいわゆる公的な手続きを行わないままいなくなったということで、こういった書類は未だにもともとの所在地である実家、つまりはてんの元に届けられてしまうということですよね。

 

心を引き裂かれる思いを抱えながらも隼也とお店のために息子と縁を切り、そして激動の時代を一人で一生懸命生きてきたてん、そんなてんにとってこの仕打ちとてもとてもつらいものだと思います。

 

藤吉郎がいない中で、突然の一人息子との別れも相当な覚悟が必要だったと思います。でも、隼也が望むなら、元気で生きていてくれるのならとの思いでいたと思いますが、戦争に行くとなると全く話は変わってきます。

 

こんな目に遭うために隼也を手放したのではないと思ってしまいますよね。現実は何て残酷なのだろうと思いました。

 

でも、それが発端となり、プラス風太の強い進言もあり、隼也は出征前にてんの元に戻ってくることになりました。お互いの近況については間接的には聞いていた二人の久しぶりの直接対面です。

 

二人ともどこかぎこちなく、てんの方が意地を張っているようにも見えましたが、こんな状況も手伝ってか親子二人の時間を噛み締めている二人でした。

 

そして何より感動的だったのが、隼也が戻ってきたことを聞きつけトキにリリコ、アサリとキースと、いろんな人が遊びに来てくれたことです。隼也は相変わらずみんなのアイドルで、みんなに愛されていますね。

 

出征前のとても温かいひとときとなりました。そして隼也たっての頼みで、隼也のいない間つばきさんと藤一郎を預かることになったてん。

 

出征する息子の頼みを面倒見のいいお母さんが断れるはずもありません。隼也は英語ができるので、前線には送られないとのことですが、いつ何が起こるのかわからないのが戦争です。

 

てんとつばきさんと藤一郎が待つ家に隼也が帰れることを信じています。