てん(葵わかな)は隼也(成田凌)がつばき(水上京香)を追い掛けたことで、一人息子である彼を勘当してから、数年経ちました。

 

どうやら隼也は風太(濱田岳)とトキ(徳永えり)には名前を書かずに、手紙を寄越しているようで、川崎で工場で働きながら息子に恵まれ、三人仲良く生活しているようです。

 

てんは難しい顔をしていますが、隼也が家族三人幸せに暮らせている事に安心しているのではないでしょうか。風太も大変だなぁ。さて、そろそろ日本も怪しく重い空気が膨らんできたようです。

陸軍の少佐がやって来て、北村で見せるものが、民心をまとめ忠義の心を育てる様な助けとなるよう、芸をそっちに寄せてほしいと願われました。もう好き勝手な笑いが出来なくなってきた時勢に、不安を覚える北村の面々。

 

てんも戸惑います。同じころ、伊能(高橋一生)も同じように映画にもそういう内容を寄せろと声が届きます。愛と自由を重んじる伊能には、返事しがたいようで、てんと共々みんなの心を明るくする方向になりました。

 

そんな風に簡単に出来るのでしょうか。北村には新聞社の男・小寺が現れ、戦地に慰問団を出す話があり、北村の芸人をそれに組み込みたいと言う話でした。時代はシナ(現在の中国)との戦争がはじまり、これを機に長い戦中が続きます。

 

芸人に危ない目に合せられないとてんが戸惑いを見せますが、風太はこれは芸人が軍などに認められるチャンスだと、自分が付いて行って守ってやるから大丈夫だと言い出します。
関東大震災の時の風太を思い出しますね。

 

トキは戦地に向かうと言い出す風太に、不安げです。しかし、風太は家族のため、てんのため、しいては北村のため、慰問団として戦地に赴くことは、お国のために働いている事を、国と民に知らせるいいチャンスだと言います。

 

風太の考えが、今の社会情勢に有っているとわかっていつつも、家族同然の芸人と風太を戦地に赴かせることに、懸念が消えないてんでした。