隼也(成田凌)は結婚が決まっているつばき(水上京香)への思いを封じる事を決意し、つばきも隼也から貰ったつばきのペンダントを大切にすることで、その想いを忘れようとしているみたいです。

 

てん(葵わかな)はそんな隼也の姿に自分たちが親の思いも知らずに、勝手をして藤吉と家を出た事を思い出します。親の立場になって初めて親の気持ちがわかると言う何とも皮肉な事ですが、誰もがきっとその立場にならないとその想いは知ることができない。

 

若い頃は尚更です。それでも母親を想ってつばきを忘れる隼也は、大変切ない思いを感じますね。さて、隼也とつばきにはいったん幕引きがありましたが、残るは四郎(松尾諭)とリリコ(広瀬アリス)です。

 

四郎はおどおどと、もしもの話もイマイチリリコには理解してもらえない事ばかり口にする始末です。ちゃんと好きだと、付き合ってほしいと言えないのでしょう。

 

必死にこれからはおかゆだけでなくご飯を炊いてほしい、そして味噌汁を作ってほしいと言おうとしますが、それも最後まで言わず、素気無いリリコに諦めようとしてしまいます。

 

リリコだってちゃんと気持ちを伝えてほしいから、意地悪く待っていたのに、本当に四郎は…。そんな音楽以外自分に弱気な四郎も好きなのでしょう。リリコは恋仲になってもいいよと、そんな四郎を受け入れてあげるのでした。

 

イケズな事をするのに、懐の大きなリリコらしい返しでしたね。この二人は上手くいったと言う事でしょう。マーチンショウも無事開催する事が決定し、社史の最後にもマーチンショウ大成功の一文はうそでなくなりつつあります。

 

思わず泣いちゃう万丈目(藤井隆)さん。隼也が必死に推していたからこそ、北村でこのショウを見せる事が出来ると、誰もが思っているのでしょう。隼也はそれと引き換えに、つばきとの関係に封をしたのだから何とも切ない結果となったわけです。

 

てんは仕事に打ち込む隼也のいじらしさに、鈴を鳴らして藤吉を呼びます。自分勝手な親に成らざるをえない自分に落ち込んでいるようでした。表れた藤吉も、自分たちの勝手と親の心を今さら思い、てんの心の重荷を減らそうと「自分が悪い」と言ってあげるのでした。

 

一人で頑張るてんに現れる藤吉は、きっとてんの心の支えなのでしょうね。つばきにもらったマーチンショウのスクラップブックを見ながら、それに記されたつばきの字を見つめ続ける隼也に心からの笑いをもたらす日は来るのでしょうか。