藤吉(松坂桃李)が亡くなり、てん(葵わかな)が北村笑店の社長になって早四年です。息子の隼也は、大学を辞めて、アメリカで笑いやショービジネスの勉強をしていました。アメリカには祖母に当たる啄子もいますもんね。

 

風太(濱田岳)とトキ(徳永えり)、そして二人の娘・飛鳥が毎朝てんを訪ね、藤吉に四人で手を合わせているようです。きっと一人きりになってしまったてんを気遣ってのことでしょうね。風太たちの支えもあって、北村笑店は日本いちの寄席チェーンとなり、てんはその女社長になっておりました。

 

藤吉が命名したしゃべくり漫才は、世間を席巻し、キース(大野拓朗)とアサリ(前野朋哉)は売れっ子のしゃべくり漫才師となり、万城目(藤井隆)は売れっ子の人気漫才作家となっていたようです。

 

亀井(内場勝則)は席主代表、伊能(高橋一生)は藤吉殿約束もあり取り締まり代表を務め、それぞれの道でてんを支えているようです。さて、しゃべくり漫才が高座のメインとなったものの、キースとアサリに続く漫才師は中々おらず、売り上げが横ばいしているようです。

 

そろそろ新しいものをと考える中、風太は全国大漫才大会をしようと提案します。M1の走りのようなものでしょうか?しかしエンターテイメントと比べると、漫才がイマイチな存在なので、今のうちに新しい展開をするべきではと提案しました。

 

藤吉にそれぞれ笑店の未来を任された二人の二人なりの異なる考え方への結論は、てんに任されました。てんは戸惑い話を先送りにしました。

 

結論をさせようと迫った伊能は、てんに謝りますが、てんは藤吉の代わりに見せを切り盛りするものの、伊能の存在が大きく、女席主ともてはやされても、自分はお飾りでしかないと弱音を見せました。

 

なにげに風太たちには見せられない、てんの抱えている不安は、伊能に頼られているようです。そんな事はない、屋台骨はてんが支えてきたものだと言い、新しい何かをてんが見つければいいと言います。

 

励ましつつ、てんにそれが出来ると信じての、手の差し伸べ方さすがです。女興行師として、てんに新しいスタァの発掘を任せ、ウインクする伊能に、朝から視聴している女性の方が大変だったでしょうね。

 

てんは自分が新しい笑いを見つける事が出来るのか、いまひとつピンと来ていなかったようですが、そこへ落語寄席の大物・柳々亭燕團治(桂文枝)が通りかかります。

 

てんの話に夜空の星が数え切れないように、そんなものなんぼでもいるといい、目を皿のようにして、芸人を気遣ってくれるてんは中々いない席主であることを教えてくれます。てんなら出来ると後押ししてくれました。

 

風太はそんな伊能を頼り、新しいスタァを探し出すてんに、女には無理だとトキにいい、逆にトキはそれに強い力を駆り立てられ、てんに自分も手伝いたいと言い出しました。

 

まだまだ男性社会の世の中、女は家にこもって主婦が当然の時代です。中々そういう考えは難しいですよね。しかし少しずつ女性の権限を主張されています。てんはトキと共に女性が憧れる様な、花のある喋りのうまい人はいないだろうかと考え足すのです。

 

そこへリリコ(広瀬アリス)がやって来て、てんとトキは色めき立つのでした。